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<ストーリー、全体の概要、ナタネ村>


◆ストーリー
これは風来人のシレンがまだ子どもだったころのお話。
その「子どもシレン」がコッパと二人、旅の途中でおなかを空かせてたどりついたのが
海と山に抱かれたナタネ村。
ナタネ村はシュテン山のふもとにあって村人たちが静かに暮らしている。
空腹でふらふらの2人にうどん屋「むみゅう」の優しいおかみさんがうどんをごちそうしてくれて、
2人がほっとしたののも束の間。ナタネ村をたびたび困らせている鬼たちの襲撃が!!
ナタネ村近くの海には鬼一族が隠れ住む島があって、ナタネ村や周辺の村で大暴れして
村を壊したり財宝を奪ったり。それをただ見ていることしかできない村人たちは
とうとうたまりかねて「村を守るにはお城が必要だ…」と口々に言い始める。とりあえず村の守り神
ダルマ神様のご神託を仰ぐためにみんなそろって神社へ。それについていったシレンに
思いも寄らないご神託が下ってしまう。神憑かりになった占いババ様の口から
「その城を建てられるのはシレンだけ」というご神託が語られたのだ。
シレンは村人たちの強い願いを聞き入れて村を守るための城作りにとりかかる。
もちろん鬼たちがだまってそれを見ているはずはないのだが…




◆全体の概要


1.画面
●今回の64版では画面はフルポリゴンの3D画面に。SFC版の平面的なかんじの画面と変わって、
 風景、人物に奥行きや立体感が感じられる画面になる。
●画面にはSFC版と同じく簡易マップが表示される。
●ダンジョンには竹林や岩場、水路、渓谷、滝などがあり、雪景色、沼も。水中から攻撃する敵もいる。
●戦闘時、会話時には自動的に画面がズームになる。(戦闘時のズームのみ、OFFにすることも可。)
●音楽は前作と同じすぎやまこういち氏が担当。
●ロムカセットの利点を活かしてオートセーブ。つまりSFCと同じ。イベント時以外なら任意に中断できる。
●高速移動(SFCでいうところのBボタンダッシュ)は健在。64版ではBボタンダッシュの他に、Zトリガーボタン
 での「iダッシュ」が出来る。Zトリガーボタンを押しながら十字ボタンで方向を決めてやれば曲がり角なども
 自動的に道なりに移動する便利な機能。
●そしてクリア後のおまけダンジョンももちろん用意されている。万歳!!



2.システム
SFCでの「肉システム」はなくなるがそれに代わる新しいシステムが登場。その名も「土偶システム」。
ダンジョンの中に土偶がおかれた部屋があり、土偶はその部屋全体に敵味方関係なく特殊効果を
及ぼす。土偶にはいくつかの種類があり(ギタンの土偶、魔法消しの土偶など)、うまく利用すれば敵を一気に
倒したり、アイテムを手にいれたりできる。ただし土偶は持ち歩くことはできない。
もうひとつは「のりうつりの杖」。シレンが杖を振った相手モンスターにのりうつることができる。
乗り移っている間、シレンはぬけがらとなって後をついていくだけ。他のモンスターはぬけがらのシレンの方を攻撃
する。他のモンスターが現れないうちに素早く矢を集めて…といった使い方ができる。



3.築城イベント
●「材料」をダンジョンの中で拾い集めてシュテン山頂にすむ「山の民」に渡し、城の「部品」に
 加工してもらう。シレンは山頂からいかだに部品を載せて川を下り、ナタネ村に持ち帰る。
 これを繰り返すことによってナタネ村の城ができあがっていく。
 余った材料は10個まで山頂の民に預けておくことも可能。
●城の「材料」には質によってランク(普通、良い、最高の)があって質の良い材料はなかなか入手が難しい。
 また築城に必要な「材料」は「土、水、木、岩、鉄」の5種類があり、材料によって作られる「部品」にも
 「本丸、二の丸、内壁、外壁、お堀」の5つの種類がある。
●材料は壺の中に入れることは出来ない。また、攻撃アイテムとして使える。
●築城中何度か鬼が城を壊しにやって来るが、質の良い「材料」「部品」で作られた城は鬼の襲撃にも強い。
 


4.その他
●64版では投げたアイテムが水中におちてもアイテムはなくならない。ただしシレンはそれを水中に
 直接取りに行くことはできないので工夫が必要(アイテムなどを利用する)。
●旅仲間は「リク」 …パチンコを使って遠距離攻撃が可能、
     「アスカ」…武器防具を装備できる、
     「ひまキチ」…水陸両方の移動が可能、
 …の3人。それぞれが個性的な特徴を持っている。
 他にも心強い味方が登場!それは誰かといえば「マーモリガーミ様の化身」である
 「タンスのマーモ」。連れていけて、10個までのアイテムを預けたり出したりが可能。
 もうひとり思いがけない可愛い旅仲間がいるがそれはプレーしてみてのお楽しみ。
●鬼たちは近隣を襲って暴れるだけでなく財宝を奪ってある所に隠しているので、ストーリーが進むと
 隠された財宝を見つけるダンジョンが…あります。

●モンスターの壺というアイテムでモンスターを捕まえるのに成功すると戦闘時に旅仲間と
 同じようにいっしょに闘ってくれる。壺にいれたまま連れて歩くことも可能。
●ストーリーがある程度進むと「もののけ王国」が出現して、仲間になったモンスターを収容できる。



◆ナタネ村


ナタネ村にあるのは以下の施設。
この他にシュテン山頂への出発口(ストーリーの進度によって入口が出現する)、小さなほこら、城の建設現場、
その先には海岸がある。海岸からは鬼たちの本拠地、鬼ヶ島が見える。

>うどん屋「むみゅう」
宿屋として使える。ダンジョン内で倒れるとここからまた冒険に出かけることになる。

>神社
村の守り神「必勝ダルマ様」が祀られている。必勝ダルマ様におまじないを聞かせると良いことがある。
占いババ様が形見の壺のありかを占って教えてくれる。

>村の通り
通りを行き交う人から冒険に役立つ情報がきける。

サスミとリクの家
サスミとリクが住んでいる家。シレンも招待されるイベントあり。

>けいこ場
ある方法で経験値が得られる。トルネコ2の魔法屋のようにここで少しレベルをあげてから旅に出かけると、
初心者は序盤が楽に。レベルアップの上限あり。

>倉庫
64版ではアイテムを保管できるだけでなく、倉庫内に武器防具を飾っておけるようになった。
ただし一度飾ったアイテムは使えなくなるので注意。アイテムを直接床に置くことも出来るが、
受付の人に話しかけるとアイテムの出し入れをしてくれる。

>風来人の家
昔、風来人だった男たちから旅のアドバイスが聞ける。

●うどん屋「むみゅう」の名前の由来は…
去年シレンのゲームデザイナーの方が、新幹線のある駅構内のうどん屋さんが美味しいという話をきき、東京へ帰る新幹線を
待つ間に食べようとしたところ、そのお店では注文をとりにくるのと品物ができてくるのにとても時間がかかってしまった
のだそうです。結局、発車時刻の5分前にできてきたうどんをかっこんであわててホームに駆け込んだものの、新幹線は
行ってしまい…という印象深い出来事があったため、そのうどん屋さんにちなんで「むみゅう」になったんだそうです。




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